2012年1月22日

六甲山ホテル

去年の奈良ホテル旧甲子園ホテルにつづいて、クラシックホテル・阪神間モダニズム建築としても有名な「六甲山ホテル」を訪れる機会がありました
六甲山ホテル
神戸空港など神戸市灘区西方面から大阪関西国際空港など東方面を一望

大正から昭和にかけて、大阪と神戸間の芦屋・西宮・宝塚を中心とした阪神間に花咲いたブルジョワ文化
六甲山ホテル
阪急グループの創始者・小林一三氏が開設。実際、小林一三氏は、戦前・戦後にかけて毎年のように、避暑のため40~50日逗留されたようです。現在は阪急阪神第一ホテルグループのホテル

ホテル旧館1929(昭和4)年建設。設計は阪神間モダニズムを代表する建築家の一人、古塚正治氏。開業当初分館だった宝塚ホテル(1926年)なども設計されています
六甲山ホテル

六甲山ホテル
こちらは旧館。アーチが印象的なハーフティバー木造

2階のライブラリー
六甲山ホテル

六甲山ホテル

六甲山ホテル

六甲山ホテル

六甲山ホテル

六甲山ホテル

六甲山ホテル
避暑地の薫りで満ちあふれた素敵空間でした~^^

<おまけ>
尼崎にも古塚正治建築。「旧尼崎信用組合本店」(1939年)
旧尼崎信用組合本店

旧尼崎信用組合本店
寺町の南側、移築された赤煉瓦作りの「尼崎信用金庫」旧本部事務所記念館や博物館と並んでいる「昔の貯金箱博物館」が古塚建築。今度、もう少し詳しく観てみたいです。。。

<過去記事>
『旧甲子園ホテル"甲子園会館"』2011/07/24
『奈良ホテル"ティーラウンジ"』2011/05/22

『尼崎寺町』2010/05/08

2012年1月18日

氷棚"六甲枝垂れ"

真冬の六甲山へ行ってきました

ここは、昨夏にも訪れました(エントリ⇒こちら
DSC_8235.NEF

景色もすっかり変わって…雪が積もっていました
六甲ガーデンテラス
ガーデンテラスからの眺望も真冬を感じさせる空がひろがっていました


"六甲枝垂れ"の東側
六甲枝垂れ 氷棚

六甲枝垂れ 氷棚

六甲枝垂れ 氷棚
"氷棚"って言うみたいだけど、何だろこれ…

帰宅して調べてみると、驚きました。。。
この氷、展望台内部にある「氷室(ひむろ)」に夏まで貯蔵して「冷風体験」で使用するそうです

六甲山には、池に厚く張った氷を氷室に貯蔵しておき、夏になるとその氷を神戸の町まで運んで売っていた歴史があります。「氷棚」にできた氷を切り出して「氷室」に貯蔵し、夏の「冷風体験」に利用する六甲枝垂れの自然循環システムは、この六甲山の歴史をリバイバルさせたものです(HPより引用


数日前にチェーンソーで切り出された時は、氷の厚さが10cm近くあったみたいです
六甲枝垂れ 氷棚

展望台内部の「風室」は、真夏でも20度程に保たれて心地よいそうです
夏に訪れた時は、夕暮れ時。大分涼しくて気にならなかったのですが、これは素晴らしいシステム♪

自然循環システムって言うだけのものがありますね~(^^

<関連記事>
六甲山ポータルサイト 『今冬初の「氷の切り出し」&「氷室」の特別一般公開!』

<過去記事>
「自然体感展望台"六甲枝垂れ" 」2011/08/14

2012年1月12日

尼のえべっさん(尼崎えびす神社)

十日戎へ行ってきました

今年は「尼のえべっさん」でお参りしました


「尼崎えびす神社」
醍醐天皇時代以前の創建であると伝承。古代からえびす様は海の神様、漁業航海を守る神様として漁業人から崇拝されてきた

その昔、菅原道真公が九州の大宰府に赴かれる途中、尼崎の海辺の神社に立ち並ぶ老松や砂浜の美しさに目を奪われ、船を止めてこの地に上陸されました
「ここは殊のほかのよき浦なり」「松は琴柱の並びたるが如し」
道真公が賛美したお言葉にちなんで尼崎は「琴の浦」と名付けられ、その古名の発祥源は当神社であるといわれております(HPより


尼崎中央商店街から近く
尼のえべっさん

阪神電車高架沿いにひときわ目立つ朱色の大鳥居は、高さ17m
尼のえべっさん

本殿 この日は、並ぶこと20分。しっかり、お参りしました
尼のえべっさん

招福 マグロ130kg
尼のえべっさん

残り福(福笹)をいただきました(^^
尼のえべっさん

ご利益ありますように~!

<位置図>

大きな地図で見る

それにしても、毎年えべっさんの時期は冷え込みますね~

2012年1月9日

「草間彌生」展(国立国際美術館)

新年おめでとうございます

本年も当ブログをよろしくお願いいたします

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大阪中之島の国立国際美術館で開催されている「草間彌生 永遠の永遠の永遠」へ行ってきました

以前、安藤忠雄さんの講演で「あれほど元気な女性を知らない」といったお話を聞いたり、
ドキュメンタリー・テレビ番組で創作活動を見て以来、作品鑑賞の機会を楽しみにしていました

「草間彌生」展
初期から昨年制作された新作絵画までをカバーする、イギリス・ロンドンのテート・モダンが企画した大型の個展が、去年5月10日スペイン・王立ソフィア王妃芸術センター(マドリー)にてスタート。この後、ポンピドゥー・センター(フランス・パリ)、テート・モダン(イギリス・ロンドン)、ホイットニー美術館(アメリカ・ニューヨーク)と、現代美術の最高峰美術館を巡回。大阪では、「草間彌生 永遠の永遠の永遠」として1月7日から4月8日まで展示

若いころは女性アーティストとして認められるのにかなり苦労されたようですが、今では世界的なトップアーティストとして活躍。マーケットでは、現存する女性作家の最高価格5億円(クリスティーズNY 2007年)を記録
※ 2011年5月時点では、現存女性作家第2位 総合第11位

1929年生まれの、82才という信じられないバイタリティー
100号前後の大きなカンバスに描かれた連作は圧巻でした!

草間ワールドの象徴は"水玉"。有名な南瓜のオブジェや部屋全体を水玉模様にした空間などで写真撮影もできます(^^
YAYOI KUSAMA

大いなる巨大な南瓜

愛はとこしえ

チューリップに愛をこめて、永遠に祈る

チューリップに愛をこめて、永遠に祈る

チューリップに愛をこめて、永遠に祈る
現代アートってことで、深く考えて観る必要は無いかと思います。感じるままに、力強いエネルギーをいただきました~!

思い出深い美術鑑賞になりました(^^

<参考記事>
KALONSNET「日本人女性現代美術作家初、草間彌生さん世界トップ美術館で巡回個展」2011/06/05
asahi.com「かぼちゃも部屋も…水玉ワールド 草間彌生展開幕 大阪」2012/01/07