今日は、毎年この時期に行われている伊丹の白雪(清酒)蔵まつりに行ってきました。今年で14回目ということですが、初めてです。。。
白雪(小西酒造)は創業450年にもなる造り酒屋です。
かつて伊丹は清酒の発祥地として大いに栄えました。その後、ビール業界の発展などにおされて日本酒の製造量が落ち込みました。その中で、伊丹で唯一(と言って過言ではありませんが…)白雪が造り酒屋として栄えてきました。
白雪の本社、隣の長寿蔵、さらに実際に酒造りを行っている富士山蔵を見てきました
蔵見学は予約制で満員状態。。。どうしても見てみたい思いがあったので、最後の回にキャンセル待ちをしてみたら見事に見学可となりました。
めっちゃ、ラッキー!
阪神間の造り酒屋では「山田錦」という米を使って酒を造るところをよく見掛けます。清酒をつくる際、米の芯の部分を使います。このとき、まわり(玄米)の部分を削り取ります。残った(白米)部分にお酒を美味しくつくるエキスが含まれている訳ですが、特に美味しいのが山田錦と言うお米ってことです。
あらためて簡単に、、、『日本酒』とは?
・米から造られたお酒(清酒)
・米の主成分(デンプン)を麹(こうじ)の作用で糖に換える
・上記の糖をアルコールに変えることで日本酒が出来上がる
精米歩合なんて標記がありますが、これは白米の玄米に対する重量の割合で、例えば精米歩合60%の場合は、玄米の表層部分を40%削ることになります。これが、お酒の質を大きく決める要因にもなります。山田錦は、この芯(60%)の部分がお酒を作る上で優れているお米と言う訳ですね。
お酒のラベルによく見かける、
「吟醸酒・純米吟醸酒」は、精米歩合60%以下
「大吟醸酒・純米大吟醸酒」は、50%以下
通常、お酒は火を通しての出荷になりますが、"生酒"や"しぼりたて"っていうのは火を通しての出荷にはなりません。色々ありますが、お酒の好みは人それぞれ。
何がおいしいか専門的な事はばね屋にも分かりません。。。
という訳で、今日の様子をスライドショーから簡単に紹介です。
大きい画面は⇒こちら
品質の管理はハイテク化されても、工程はまだまだ手作業のようです。
職人に支えられた日本のわびさびに萌えた一日でした。
より大きな地図で 白雪蔵開き を表示
阪急伊丹駅から東へ歩いて5分程度の所に小西酒造(白雪)はあります
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