2010年2月18日

日本橋ストリートフェスタ2010

日本のモノづくりは、先進国の製品を真似(模倣)して新たな機能性を加えることで商品価値を高めることが得意でした。しかし、それも転換期に差し掛かっているといった議論があちこちで聞かれます。

そもそもが真似することが得意なのではなく、モノづくりの創造性に富んでいたはず…。大阪日本橋で参加させていただいている勉強会でもそう言った議論がなされています。。。
















日本橋4丁目からの夜景

電化製品を一つ取っても機能性や利便性に加えて価格ばかりに着目され、ユーザが求める価値観が明らかに変わってきたました。

ラジオやアンプなど音楽を聴くオーディオなんかは、お店で売っている製品よりも自分で部材をそろえて作り上げた方が、好みの音を楽しめた。
そして、それを求めて遠方から多数のお客さんが訪れてきた日本橋ですが、今の客層はパソコンなどの処理速度をどうやって上げるか?いかにして使用できるアプリケーションの環境を良くするか?といったあたりを中心に着目する客層が増えています。

部品や部材を求めた昔とキットやパーツを求める今とは近いようで遠い感覚。。。かつては日本橋でしか得ることのできない情報があった。そして、それを求めるお客さんが実際に足を運ぶことで街の魅力が膨れ上がった。

インターネットからの購入や隣接地の競合も激しく、かつてのお客さんが求めるものとは違うカタチになった日本橋もどうやって生き残るか…といった議論が深まりつつあります。

「人に動きがあることで、街そのものを"デザイン"できた時代」

去年、開館15周年を迎えた天保山サントリーミュージアムも今年の年末に休館が決まりました。この建築を手懸けた安藤忠雄さんも人の動きを作ることがホントに難しい時代になったおっしゃっています。。。
















サントリーミュージアムからの夕景

小さい頃にお年玉握りしめてワクワクして歩いた日本橋。。。
その頃の良い感覚と比較してしまうためか、今の日本橋を歩くのが少し苦手なばね屋です。

同じ価値観を共有することは無論無理な訳ですが、次代の人たちにもワクワクするような日本橋であれば素晴らしいことだと思います。

おととい、3月21日(春分の日)に第6回日本橋ストリートフェスタ2010の開催内容が正式リリースされました。

日本橋商店街の協力で制作された『通天閣ロボ』も動き出すとか(^^
是非とも日本橋の魅力溢れる一日になって欲しいものです。

昨日は、日本橋から通天閣までぶら歩きしました。
通天閣の観光客数は年々増加傾向にあるとか…素晴らしい!


















通天閣からの夕景(撮影2009.10 西側)

小さい頃、日本橋は行けても通天閣は近寄れなかったなぁ。
色々怖くて(笑)
大人になったいま、展望階から眺める大阪の景色はほんまに素晴らしいもんです。


スライドショー(大きい画面は⇒こちら


より大きな地図で 日本橋~通天閣 を表示

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