2010年3月27日

仮想立体絵本

AR(拡張現実)の体験をレポ。

AR(Augmented Reality)】現実の環境から知覚に与えられる情報に、コンピュータが作り出した情報を重ね合わせ、補足的な情報を与える技術。

眼前に装着できる透過型のディスプレイに、装着者の見ている対象物に関連する文字や画像、映像などを重ね合わせて表示することで、肉眼では見えない部分を見えるようにしたり、関連情報を提供したりする。


●去年8月に東京青山にある@TEPIAで「飛び出す電子絵本」ってのを体験しました。

ユーザーから見て手前側に絵本(標本)、奥にディスプレイを設置。
更に、その上部に市販のWEBカメラが設置してある。
ここから捕えた画像情報処理して、リアルタイムに3次元コンピュータグラフックを重ねて表示する仕組み。


てなわけで、動画を

正方形のバーコードがありますが、それを読み込んで処理しています。
魚図鑑に目に見えない情報を付加することで立体的演出が行われます。
水中の音や魚の動きが加わることで好奇心が一層掻き立てられますね~。

●そして、先日見学したのが「仮想立体絵本」

上の電子絵本と違うところは読み込むバーコード(正方形マーカ)がない点です。至って普通の絵本をカメラが読みこで情報加工処理したらリアルタイムで3次元コンピュータグラフィックが重なって表示される仕組み。

絵本上にアトラクションが発生して、やはり立体的に動きを捕えることが可能です。仕掛けの特徴は、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)を使用して死角のない状態で3次元コンピュータグラフィックを認識できます。

では、動画を

ディスプレイに表示されているものは、HMD上に映っているものと同じ映像。
本をクルクルと回しても死角なくCG映像を認識できるのがわかります。
面白いでしょ?

あれこれアカデミックな言葉を並べるよりも、実際に体験してこそ感動を味わえます。
これがどんな風に世の中に普及するかが今後の課題ですが、とても楽しみなテクノロジです。

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