1982年に改修されたとされるエレベーターで5階へ上がりました。上から下を見下ろすと一階からの階段に使われている大理石と赤絨毯(共に復元)の光沢が素晴らしい。
屋上へ出て、生駒ビルヂングの象徴である時計塔を見せていただきました。
冬の澄んだ空気の下、周囲を見上げると高層ビルが多い。
それでも、設立された昭和初期を思うと十分な高さがあり、この界隈ではランドマーク的な建物だったに違いない。ここに資本家を呼び集め、夜な夜な社交の場に使われたかも。。。スタンダードなJAZZナンバーと美味い酒があれば、良い商談が成立したことだろう…。なんて勝手な妄想を抱きながら、このすばらしい時間を堪能しました(^^
アール・デコ調にデザインされた時計塔は周囲と関係なく誇張しています。ただ店主さんによれば、アール・デコに固執したわけではなく自由なデザインが施されているそうです。ギトギトした装飾は全くなく、ゴツゴツした硬さもない。金に物を言わせたような嫌味がないからやわらかく清々しい気持ちにさせるのでしょう。
実際に時計塔の中側も見せていただくことに。当時入れ替えたと思われる時計が保管されていました。
(HPから)
時計の機械は、建築時(1930)にロンドンから取り寄せたもので、鐘を打ち鳴らしていましたが、昭和50年代に、セイコーの交流式時計に入れ替えました。オリジナルの機械は現在も保管されています。
今も夜8時にはカーンカーンと音を出して時刻を知らせるそうです。
電波時計ってのがすごいなと思いつつ、次は資料室を見せて頂きました。
スライドショー
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