この前、通天閣に行きました。入場するときに頂いたカタログの中にペーパークラフトが付いていたので作ってみました。
意外に難しく、制作に1時間以上かかりました。でも、家でもう一度「通天閣」を体感できるっていいもんですね。しかも紙だけでできるなんて最高だなぁ。。
もひとつ、とあるイベントでいただいた「立体はがき」。こちらも以前行った、生駒時計店を立体的にしたもの。とても、素晴らしいペーパークラフトです(^^
他にもいろんな種類があるので、挑戦してみたいところ。
(参考サイト:おしとの立体絵はがき)
唐突ですけど、皆さん治具(jig)って知ってますか?
「ばね屋」の現場で使う工具。これ、職人が自分自身に合ったものとして作ります。
例えば、鋼線・ピアノ線・スチール線といった"線材"を加工(曲げたり、絞り込んだり、伸ばしたり)するときに用いるもの。
いろんな形の"はさみ"のような治具。自分自身で作ると言っても、普段の仕事の中で、ここでこの治具が欲しい!ってのをイメージするのってなかなか難しいことです。
日常の中で、自分仕様の"はさみ"を作るのってなかなかイメージ出来ないのと同様に、治具を作り上げるには、経験が必要になります。この点は、どんな職種の"職人"も同じですよね?
ただ、何事も「見て覚えろ」の世界。自分のモノにするのは、ほんまに難しいことです。
そもそも、何が"もの作り"かって答えがないわけで…(悩)ものを作る上で、教える・伝える・理解するってのは、なかなか簡単にはいかないですね。。。
先週、とある工作教室に助手として参加してきました。親子向け(小学校高学年レベル)教室で、最終的に作り上げるものは「ワニのからくりロボット」
材料は用意してありますが、作り上げるものは個々のデザイン。
・牛乳パックによる本体
・竹ぐし、スポンジタイヤ
・モーター、スイッチ
・ハトメ
・プーリー(車輪)、輪ゴム
などを用いる。
仕上がりは、ワニのギザギザした口をパクパクさせるからくり。そして、躯体を前進させる仕様にもなっています。
持ち時間は3時間ですが、あっという間に過ぎてしまいました。
事前の打ち合わせで、今回はデザインに差の出る箇所が少ないだろうと予想していましたが、子供たちのアイデアは柔軟でひとりひとり独創的な仕上がりに。素晴らしい!
大人が手を抜けば簡単に見抜いてしまう子供たち、親御さんも自分も真剣でした。それだけにとても充実した時間となりました。
この教室の先生曰く、一回や二回では子供たちの才能を引き出せない。だからと言って、マニュアルに沿って作り上げるようなものは意味がないし、自分で考える力を小さい時から養えるように導かなければいけない。
そして、教えたことが今の子供たちが大きくなったときに次に学びに来る子供たちに伝承される。6年や7年なんてあっという間のことだとも教えていただきました。
大人である自分の胸に深く突き刺さる教示。
今、何かを教えられること、誰かから伝えてもらうこと、色々な経験か理解することは自分たちを通して確実に次の世代に伝わって行く。。。
だから、毎日を大切に生きて行こうなんて話しをキレイにまとめるつもりはないですが…。"もの作り"の本当の意味はこのあたりに答えがあるのかなと思いました。
それにしても、ペーパークラフトは単純そうで深いですね。色んなことを考えさせられました(^^
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