2010年11月25日

Telenoid(テレノイド)

ATRオープンハウス2010見学の続き

大阪大学 基礎工学研究科の石黒浩教授(ATRフェロー)とATR知能ロボティクス研究所とが開発した「Telenoid(テレノイド)」を見ることができました

入口のポスターには
●ミニマルデザイン:人の存在感を伝達する上で、必要最小限の機能と外見を追求しました。子供にも大人にも、男女どちらとも見えるような外見を目指しています。

●研究の方向性:
コミュニケーションメディアとしての有効性を検証するとともに、存在感を伝達する上で、必要最小限の機能・外観とは何か、という問題を追及します。

●利用シーン
・お年寄りの、遠くに住む孫やひ孫との対話に
・遠隔デイケアサービス、見守りサービスに
と、書いてあります。

さっそく、デモを見学です(^^

「怖い…」「キモイ…」の声が大多数。個人的にはゾクゾクするようなデザイン。期待度大です(笑)
DSC_0773

研究員さんの説明(動画)


触った感触は一変して「気持ちイイ」がほとんどでした。実に面白いリアクション♪
DSC_0783.NEF

体験している様子。人と話しをしているようにしか見えません(動画)


別室からオペレーターが話しかけています。しかし、ほとんどの方はそれに気づいていませんでした。。。
DSC_0784.NEF

室内全景
DSC_0796

この開発、応用した後には手のひらサイズにするようです。
人として認識できる必要最小限の外観により通話相手の顔を思い描くことができ、親密な会話が可能になる。「世界最大の端末メーカーと日本最大の通信会社と共同開発」しており、「わが国初の情報メディアとして普及させたい」
(中略)
すでに携帯電話やスマートフォンが普及しているが、これらは「通話やメールを行うためのツールであり、本当の意味での会話ツールになり得ていない」。会話ツールとして進化させるには「遠隔地にいる通話相手に対し自身の存在感を伝えることが必須であり、そのためのデバイスとして開発した」
ロボナブルより引用)

去年の石黒浩先生のお話しでは、近々に一般の人でも手に入れることができる価格帯でジェミノイド型(*)のロボットを提供するとのことでした。有言実行、さすがです!

*)参考:engadget日本版「動画:1000万円の女性型アンドロイド、ジェミノイドF」

商品化については、
アクチュエータの数を9つに抑え、電気モーターを採用することで、小型軽量化を図り、同時にコストダウンも実現したこの「テレノイド」を、商品化するのがイーガー。ソフトウエア開発などを手がける同社は、ロボットを用いたサービスや広告事業の提案も行っている。黒木会長は「サービスの提供者が遠隔地にいてもサービスができるため、介護や教育などの分野で新しい遠隔型在宅ビジネスの展開が期待できる」(ロボットラボラトリー参照)
価格は、研究開発用が300万円、一般向けが70万円を想定しているとのことです。

将来性の高い研究テーマに感じました
DSC_0800.NEF
数年後、このジェミノイド型次世代会話ツールを持っている自分の姿が思い浮かびました。。。

<参考>
ロボナブル「阪大の石黒教授、相手の存在感を伝える携帯端末を開発、テレノイドを手のひらサイズに」2010/11/09

ROBOT LABORATORY 「テレノイド記者会見」2010/08/11

2010年11月7日

ちずぶらり

ATRオープンハウス2010へ行ってきました!
DSC_0746.NEF
先端技術を中心とした研究開発に関する現在の状況をパネルやデモンストレーションを用いて紹介するイベントです

短時間では回りきれないくらいのたくさんの研究テーマ。個人的には次世代ロボットに関するブースがお目当てでしたが、ふらっと歩いて行くと…いきなり見学最初のブースに興味あるテーマが!

『ちずぶらり』
古地図などの上で現在地を示すことができるiPhone/iPadアプリ。歴史が好きで街歩きを楽しみたい方におすすめしているツールです
DSC_0755
開発者のページは⇒こちら

こちずぶらり(動画)


iPhoneアプリでは11月から大阪あそ歩さんと連携も始めているようです
AppStore⇒こちら
大阪あそ歩のホームページ⇒こちら

●iPoneアプリの紹介
DSC_0757

●iPadアプリの紹介
DSC_0761

●説明動画


☆「ちずぶらり」で地図をつかったコラボレーション(引用)
時間とお金がかかるiPhone/iPadアプリの制作を地域だけで行うのは負担です。「ちずぶらり」では、地図を利用した街歩きのアイディアをお持ちで、地図をお持ちの方々との無償・有償でのアプリ化のコラボを受け付けております。

まち歩き好きな人たちとの連携も思案中とのこと。実際、街歩きする際には現在と古地図との比較があれば楽しさ倍増になるかと思います。これは次なる発展に期待したいです(^^

次回は次世代コミュニケーションメディア「Telenoid R1」(テレノイド)についてエントリします~♪